食品のブランド化とトレーサビリティ

2003年4月1日に、全国の有力農業法人が集まり、農産物のブランド化を目指す「日本ブランド農業事業共同組合」(略称JBAC)が設立されました。
設立趣意書の冒頭をご紹介しますと以下のとおりです。

「わが国農業はまったく新しい時代に突入しました。BSE発生問題、虚偽表示問題など『どれが安全な食料』で『何が本物なのか』が厳しく問われ、これからの消費者ニーズは明確な情報を基本とした『生産者の顔が見えるブランド化』の時代であり、明確な『生産情報の開示』によって『最終消費者(生活者)の信頼・支援』を得つつ国産農畜産物の『価値創造』と『需要拡大』を進める新たな『ビジネスチャンス』が到来した」

「安全」「安心」をブランド化することによる商品の差別化、ブランド化は賛否があると 思われますが、従来より日本での米、魚、野菜など産地限定などのブランド品として高く取引された時代は一昔前のものとなり、生産者にとっては「品質」「安全」に対する責任と商品の競争力が直接問われる時代が到来したと言えます。
産地生鮮食品のブランド化にトレーサビリティシステムを積極的にツールとして利用する時代です。
また、今後は中小企業が多い加工食品企業においても、トレーサビリティシステムの導入は確実に浸透していくものと思われます。

トレーサビリティシステムの導入は「安全」「安心」にとどまらず大容量の情報ツールを利用して生産者や食品メーカーから消費者へ食の楽しみ方を提案(レシピ、健康)、食に関する知識(食育、機能性)を伝えるツールとして考えられる、食品に対するプラスαの楽しみも提供できる仕組みであります。
このような情報の提供を通じたスローライフ、スローフードの提案は生活全般に及ぶ取り組みと、食は「安全」「安心」の啓蒙と併せて「食育」などとを連動させ、食品企業としてのブランド作りも、これからは消費者とのコミュニケーションという意味では欠かせないものと考えます。

メタトレースについて

本システムは、トレーサビリティシステムサービスを開始したい事業者様にウェブサーバ(PC・携帯電話)、各種管理DB等がインストールしてあるサーバ(ServerTheBox)及びインターネット回線(グローバルIP)と作業用のPCに「メタトレース」管理用アプリケーションをインストールした構成でご提供いたします。

データ管理者は生産者の情報、加工した製品の情報、及び出荷の情報を入力し、トレース番号が印刷されたシールを管理、発行することが出来ます。
店舗管理者、消費者は当該シールが貼られた製品に対し、パソコン、携帯電話端末のインターネットを利用して生産者情報を閲覧することが可能です。
生産者と加工会社の連携が取れている業種に向いています。(例えば、加工会社の配下に生産者が多数いるブロイラー、 地鶏など群で管理が必要な業種)
導入コストも低く、運用においても事務職1名程度での運用を可能にしています。
また、導入から運用までの期間もかかりません。

■ その場で確認出来る!

携帯でもパソコンでもトレースサービスを利用可能

ワクチンや餌の投与などの細かな情報を得られる!

 

■メインメニュー
(鶏肉出荷用)

例 名古屋コーチンの食品トレースサービス

名古屋市南部食鶏加工組合  http://cochin.jp/ 「meta trace」の仕組みを導入し、鶏肉のトレースの運用、シールの発行等のサービスを行なっています。
消費期限、飼育農家、餌、ワクチン投与等の情報を閲覧できます。

1)製品の消費期限、
2)生産者情報(写真含む)
3)生産風景
4)餌情報(内容物、使用抗生物質等まで表示、但しパソコンの場合)
5)ワクチン投与期間、種類等

以上を検索可能です。

 

携帯ホームページ作成機能
インターネットに接続したパソコンのブラウザを通じてホームページを作ることが出来ます。
専門の知識がなくても順番にしたがって操作するだけで簡単にページを作成することが出来ます。

 

お問い合せ
info@matallichoouse.com